奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
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漆の芸術祭。
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    「東北画は可能か?」@漆の芸術祭の搬入作業に行ってきました。
    山形から喜多方までは車で1時間半ほど。盆地から盆地へのショートトリップです。
    喜多方の水をモチーフとした共同制作「東北山水」と餅花、つるべが絡み合い時空を超えた不思議な空間に。

    場の歴史を読み解きながら作品を制作する、作品を通して場を読み解いていく。
    その複雑な空間の中で、場の空気にたゆたいながら作品を置いていく。そこで様々な人たちがイベントを通して出会い語り合う。
    これからの日本の美術の大きな可能性のひとつが確実にここにはあると思います。



    新作「妖怪絵図」は高さ4mを超える大作。
    築200年以上の古民家のホコリをかぶりながらの作業です。鼻水が止まらん!

    しかし今回の共同制作はほんと学生たちだけでやりきった。学園祭の音楽フェスとのコラボも含め、自らコミットしてきた学生が自らやるべきことを探してその質を高めていく。
    今回の制作に寄せた彼らの言葉です。


    「妖怪は、怖いものや見たくないもの、触れたくないものに対して形を与えることで受け入れられるものにするための存在である。私達にとっての怖いものや見たくないものを、滑稽なフォルムをした妖怪たちの姿を借りて受け止めよう。」


    この東北でもう見て見ぬ振りは出来ないことと向き合うための第一歩。
    古今東西、様々な妖怪たちの群像劇を観てほしい。




    土間には数多くの古民具があり、九十九神の気配を感じます。万物に宿る神という感覚。
    作品のイーゼル代わりにもなってます。



    そして木地師、三浦圭一さん、塗師、木村義雄さんから杯が届きました!
    漆のオブジェは会期スタートギリギリまで制作です!
    こちらも職人さんとのコラボ作品「さかずきごと」に寄せた言葉を。


    「さかずきごととは、血の繋がりの無い者どうしが、関係を結ぶために盃を交わすことをいう。この盃たちの上に乗っているものたちは現代を生きる私たちがもう一度関係を結ぶべきではないかと思うものの象徴である。」


    エクスカーションに参加した学生たちが打ち上げで職人さんたちとふれあい、どうしてもコラボレーションしなくては漆の芸術祭に参加する意味がない、という申し出から実現した作品です。漆素人の学生がかぶれながらも一夏頑張りました。
    こちらもお楽しみに!

    展覧会は10月6日から完全な形で観ていただけますが、それまでもプレ展示という形で観ることができます。
    ビッグゲストとのコラボレーション企画も水面下で進行中!
    今年の秋は会津、喜多方までどうぞ!


    「会津•漆の芸術祭2012 地の記憶 未来へ」
    2012年10月6日(土)〜11月23日(金)
    @喜多方蔵の里 旧外島家郷頭屋敷(喜多方市美術館の向かい)
    「妖怪絵図 陰・陽」「さかずきこと」「東北山水」を展示します。


    | natsunosuke | 東北画 | 19:23 | - | - | - | - |
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