奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
仕舞。
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    山形ビエンナーレ・洗心庵での個展「山形の絵-小盆地宇宙-」、東北芸術工科大学での「東北画は可能か?-地方之国構想博物館- -地方之国現代美術展-」市プロジェクト「芸術界隈」、すべて終了しました!

    3つすべてを別場所で、別ベクトルで動かすのはちょっと無理がありましたね。もう身体が動きません。しばし休みます!

     

    ただ、街中にくり出すことによって、これまでみえなかった美術の層というものが見えたし、この場所の可能性、今後本当にやりたいことも確実に掴めました。

    ただ、しばし休みます!

     

    お疲れさまでした!

     

     

     

    | natsunosuke | 山形 | 18:26 | - | - | - | - |
    くるり。
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      怒涛の9月も半ばを過ぎ、飛ばしすぎたのか少し体調を崩しました。

      シトシトと降りしきる雨の中で珍しくぼーっとしております。

       

      洗心庵での個展をどのように構成しようかということは中々難しく、プランは紆余曲折する中、あのような形に落ち着きました。

      まずもって純粋な自身の個展ではなく「山形ビエンナーレ」の1会場であるということが最後まで多くの決断を鈍らせる中、最初から押さえておきたかったポイントは3つ。

       

      ・地理的な条件を探ろう

      ・歴史的な条件を探ろう

      ・それを血肉化した上で作家としてのイメージの飛躍を刻み込もう

       

      山形には「きてけろくん」というおもてなし課長のゆるキャラがいますが、県の形自体が人の横顔をしているという特徴があります。同じような盆地奈良県出身の僕から見ると、県のフォルム自体への愛着というか、イメージの定着が面白いなといつも思ってました。

      ここ最近の「絵画としての旗」の興味から、山形県の郷土愛と旗印の重なりをそのまま具現化してみたらどうなるだろうかという作品がエントランスで皆さんをお迎えします。

      山形県を逆さに見たら、裏から見たら、触ってみたら、新たな感覚が生まれないものか。これは僕の絵画論でもあります。

       

      さらに洗心庵の立地条件を掘り起こしていくと、近くを流れる馬見ヶ崎川との関係が見えてきます。

      その昔、暴れ川として知られていた馬見ヶ崎川は江戸時代初期に山形藩主の鳥居忠政が流路を変更する大工事を行うまでは、洗心庵のすぐ側を流れていました。門を出て右手に進むと現れる大きな交差点は今でも独特の形をしていて、かつての河川の形を思い起こされます。またメイン会場である文翔館のある場所は当時の川上にあたり、河川敷は処刑場だったとも言います。文翔館から洗心庵までの川の流路の痕跡を探しながらのそぞろ歩きもオススメです。

      ちなみに流路変更に伴い設けられた5箇所の取水口である山形五堰は現在も山形の中心街を網目のように流れ、街を潤し続けています。

      市プロジェクト「芸術界隈」が開催されている御殿堰もその一つです。

      こちらをめぐるお散歩もオススメ!

      https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/shiseijoho/sub14/noson/848c11203144653.html

       

      そういったわけで、会場では舟のイメージが皆さんを誘うようにくるりくるりと回り続けています。

       

       

      続いて歴史的な掘り下げをしている時に衝撃的な新聞記事に出会いました。

      日付は僕の生まれる一年前の昭和47年7月14日の朝日新聞です。国の計画により鶴岡市の七窪地域に原発を作る計画があり立地調査も行われたとのこと。地元の反対運動や宮城県女川町の誘致などにより計画は頓挫しましたが、山形県には原発がないんだという思いは、ほんのすこしの歴史的な決断如何ではどうなっていたか分からないんだと気持ちが大きく揺れました。

      また実際その場所に足を運んで見た衝撃的な光景が今回の個展の強い動機になっています。

       

      「山形の絵 -小盆地宇宙-」と題された旗状の絵は二つの同心円状の円弧によって切断されています。

      一つは鶴岡市七窪地域、もう一つはここ洗心庵のある緑町で、そこからの波紋がある場所でぶつかり合っています。また山形県の鼻先を横切る直線による切断は、僕が使用している和紙のサイズによる物理的な限界により引かれた線。

       

      この美しい自然や文化のグラデーションを持った日本に無機質で暴力的な線が引かれることについて、ここ数年僕たちは現実のこととして目の当たりにしてきました。この場所の存続は自明なものではないというリアリティーはここ東北にいると切実に感じます。

       

       

      会場最奧で立ち上がるのがこの屏風上の作品で、こちらは「小盆地宇宙」と名付け、盆地一般を描いた絵です。

      上記二つの条件を知った上で忘れるという、難作業の上で描かきました。

      ただ思いのまま描くのではない、がしかし現実の諸条件に縛られるのでもない、その間を綱渡りに歩くような制作は本当に難航しましたが、夏のたっぷりとした時間が修行僧のような感覚を僕に与え、多くの偶然を取り込み、覚醒と陶酔の間に完成したものです。

       

      例えば1日12時間以上描くとか、考えられる描画素材という素材を手の届く範囲に用意するとか、寝転ぶとか、引っ掻くとか、絵の上で生活してみるとか、穴をあけてみるとか、たたんでみるとか、絵に絵をかけてみるとか。

      今回、僕が山形県というフォルムを弄り倒したように、この絵とも呼べない何ものかも弄り倒してやりました。

       

      しかし忙しすぎて会場にいれないのが本当に残念です。来週の24日にはトークイベントがあります。この日くらいはこの贅沢な場所でのんびり過ごしたいなぁ。とにかく現在の僕からの「地域アート」への解答です。

       

      それでは雨の日の独り言でした。

       

      ・トークイベント 9月24日(土)13:00-14:30 「洗心庵を読み解く」@洗心庵  三瀬夏之介×井上貴詞(建築家)

      出品作家の日本画家、三瀬夏之介と、山形市緑町在住の建築家、井上貴詞が会場である洗心庵の歴史をひも解きながら作品解説を行います。

       

       

      | natsunosuke | 山形 | 13:43 | - | - | - | - |
      中秋。
      0

        山形ビエンナーレもようやく折り返し。

        今週末が山場。

         

        土曜は「東北画は可能か?」のため東北芸術工科大学に、トークイベントは13時から。

        日曜日は「芸術界隈」のために七日町御殿堰に、各ブースがいろいろと新しいことを仕掛けてきてる。

        月曜日は「工房 森の月かげ お披露目会」のため上山旧宮生小学校に。

        ちなみに洗心庵は18日(日)、19日(月・祝)は休館になるのでお気をつけ下さい。

         

        山形でお会いしましょう〜

         

         

        | natsunosuke | お知らせ | 19:07 | - | - | - | - |
        ひらく。
        0

          いまだわけのからない状況ですが、なんとか山形ビエンナーレオープンしました!

          なかなか自身の個展会場である洗心庵にいれないのがもどかしいですが、心静かに内省できる空間になているはずです。

          また市プロジェクト「芸術界隈」も初回を無事に終え、まずまずの成果でした。さらなる修正を加えハッピーな広場を現出させます。

          ぜひ山形まで!

           

          みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016

          http://biennale.tuad.ac.jp

           

          ●「三瀬夏之介個展 山形の絵 -小盆地宇宙-」@山形県緑町庭園文化学習施設 洗心庵

          9月3日(土)〜25日(日)9:00-17:00(5、12、18、19日休館)

          http://www.gakushubunka.jp/senshin-an/

           

          ・トークイベント 9月24日(土)13:00-14:30 「洗心庵を読み解く」@洗心庵  三瀬夏之介×井上貴詞(建築家)

          出品作家の日本画家、三瀬夏之介と、山形市緑町在住の建築家、井上貴詞が会場である洗心庵の歴史をひも解きながら作品解説を行います。

           

          ●「東北画は可能か? 地方之国構想博物館/地方之国現代美術展」@東北芸術工科大学芸術実習棟1F 108・109・110

          会期中無休 10:00-17:00

          https://www.facebook.com/touhokuga/

           

          ・イベント:9月17日(土)13:00〜「東北画は可能か?トーク&ライブ」

          会場:芸術実習棟110教室(地方之国構想博物館 展覧会場)

          出演:三瀬夏之介×出品者 演奏:でんでらでん「東北現代民族音楽」

          「地方之国現代美術展」には三瀬夏之介、鴻崎正武、永岡大輔、長沢明、金子朋樹、後藤拓朗、村上滋郎、財田翔悟、古田和子が出展。

           

          ●市プロジェクト「芸術界隈」

          https://biennale.tuad.ac.jp/ichi

          開催曜日=9月11、18、25日(各日曜) 10:00〜17:00
          会場=七日町御殿堰緑地 http://gotenzeki.co.jp/

           

           

           

           

           

           

          | natsunosuke | 山形 | 18:16 | - | - | - | - |
          山形ビエンナーレ。
          0

            もう何が何だかわからない状態ですが、いよいよ山形ビエンナーレが明日オープンを迎えます!

            初日からトークイベントあり。ぜひ山形へ!

            絵解きナイト

            芸術や芸能の発生や民間信仰に関心を持ち、とんがりビルの「十三時」を拠点にフィールドワークや執筆、造形表現をおこなっている山伏の坂本大三郎。「絵解きナイト」では、坂本が旅のなかで出会ったモノや学んだ技術、触れてきた信仰や地域文化を日替わりで紹介しながら、自然や土地の読み方について語る。

            会場=とんがりビル2F「サンデーブース」〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7-23 とんがりビル2階

             

            第1夜|9月3日[土]17:00〜18:30 (予約不要・入場無料)
            「モノノケをモノ語る」
            畑中章宏(著述家・編集者)×三瀬夏之介(日本画家)×坂本大三郎 

            →詳細はこちらまで。

             

             

             

             

             

            | natsunosuke | お知らせ | 20:30 | - | - | - | - |
            ロック。
            0

              今日は朝からシルク印刷の打ち合わせ。

              共同アトリエにデザイン会社に務めるメンバーが入居してきたため、いろいろと試したいことにトライしやすくなる。

               

               

               

              順調に進むと思いきや、東北に台風接近中!

              一日も無駄にできないこの状況でなぜ!

              とにかく雨の降る前に細々したものを車に積み込み。

               

               

              午後からは大学で展示作業を続行!

              数々の仕込みが実を結んで展覧会が形になる一番楽しい時間の中、明日の搬入中止の知らせが…

              大丈夫、なんとかなるさ。なるよ。

              | natsunosuke | 制作 | 23:02 | - | - | - | - |
              でんでらでん。
              0

                ようやく古絵葉書の整理が終わりました。

                まだメディアの発達する以前のワイドショーのような時事ネタ、景勝地、戦意高揚など、時代の変遷を辿りつつ絵葉書が力を持っていた時代の人々の関心が伺えます。

                今回の共同制作は東北独立計画がテーマとしてあり、その裏付けとして僕たちが東北を巡る中で出会った人々の文化と生活があります。そのイメージを下敷きにして現在から未来への理念を描きこむプロジェクトであるというコンセプトを可視化させるため、576枚の時代の記録が共同制作を包み込みます。

                 

                 

                大学の実習室を展示室として開催する「東北画は可能か?-地方之国現代美術展-」の準備も佳境を迎えています。

                ここ数日は日光を遮蔽する作業に没頭。

                卒展では大学院生たちの修了制作が並ぶこの空間で、教員と卒業生の作品展を開催することにはすこし緊張感があります。

                この場所のポテンシャルを最大限に活かすことと作品の質の向上ですね。

                 

                美大が主催する地域型アートプロジェクトの、その美大から生まれる作品群をぜひ観にきてください!

                 

                 

                「東北画は可能か? 地方之国構想博物館/地方之国現代美術展」

                @東北芸術工科大学芸術実習棟1F 108・109・110
                会期:9月3日〜25日 会期中無休 10:00-17:00
                【イベント】9月17日(土)13:00〜「東北画は可能か?トーク&ライブ」(17、18日は学園祭になります)
                会場:芸術実習棟110教室(地方之国構想博物館 展覧会場)
                出演:三瀬夏之介×出品者 演奏:でんでらでん「東北現代民族音楽」

                 

                ◉「地方之国現代美術展」には三瀬夏之介、鴻崎正武、永岡大輔、長沢明、金子朋樹、後藤拓朗、村上滋郎、財田翔悟、古田和子が出展。

                 

                 

                 

                | natsunosuke | お知らせ | 22:24 | - | - | - | - |
                みちのおくにて。
                0

                  ここ最近は古絵葉書とにらめっこしています。

                  ビエンナーレの「東北画は可能か?」において現在追い込み中の共同制作と、芸工大の東北文化研究センター所蔵の古絵葉書を組み合わせようと画策中です。

                  お楽しみに〜

                   

                  そして諸々の追い込みと会期中のスケジュールがよくわからなくなってきたので備忘録的に書き出してみました。

                  メイン会場の文翔館から洗心庵までは1キロもなく徒歩5分ほどなのでぜひ足をのばしてください。

                  月曜日と18日がお休みになるのでお気をつけて〜

                   

                   

                   

                  みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016

                  http://biennale.tuad.ac.jp

                   

                  ●「三瀬夏之介個展 山形の絵 -小盆地宇宙-」@山形県緑町庭園文化学習施設 洗心庵

                  9月3日(土)〜25日(日)9:00-17:00(5、12、18、19日休館)

                  http://www.gakushubunka.jp/senshin-an/

                   

                  山形ビエンナーレ2014で、大和から東北へ列島を縦断するような巨大屏風「日本の絵」を、東北芸術工科大学7階ギャラリーで発表した 三瀬夏之介。本芸術祭では、暴れ川だった馬見ヶ崎川のかつての流路や、網の目のように流れる山形五堰など、いにしえの水の記憶をベースに、山形の可能性を呼び覚ますインスタ レーションを岩城亘太郎が作庭した「洗心庵」で発表する。蔵王の巨石や室町期の野仏などを配した池泉回遊式庭園に、「宝来舟」や「小盆地宇宙」の世界観を 重ね合わる新たな山水画を創出。建築家の井上貴詞とのトークもおこなう。

                   

                  ・トークイベント 9月24日(土)13:00-14:30 「洗心庵を読み解く」@洗心庵  三瀬夏之介×井上貴詞(建築家)

                  出品作家の日本画家、三瀬夏之介と、山形市緑町在住の建築家、井上貴詞が会場である洗心庵の歴史をひも解きながら作品解説を行います。

                   

                  ●「東北画は可能か? 地方之国構想博物館/地方之国現代美術展」@東北芸術工科大学芸術実習棟1F 108・109・110

                  会期中無休 10:00-17:00

                  https://www.facebook.com/touhokuga/

                   

                  三瀬夏之介と鴻崎正武が2009年に東北芸術工科大学で立ち上げたチュートリアル「東北画は可能か?」は、都市部から語る従来の 「日本」や「地方」イメージに依拠するのではなく、東北という視座からの絵画史観や作家像を、教員・学生・卒業生が一体となって探求している。山形ビエン ナーレ2016では東北芸術工科大学の芸術実習棟を会場に、2つの企画展「地方之国構想博物館」と「地方之国現代美術展」を開催。古くから伝わる文化や信 仰を守り、食糧やエネルギーも自給する東北地方を、構想上の理想郷「地方之国」として表現し、あわせてここ東北で生まれる現代の美術表現を紹介する。

                   

                  ・イベント:9月17日(土)13:00〜「東北画は可能か?トーク&ライブ」

                  会場:芸術実習棟110教室(地方之国構想博物館 展覧会場)

                  出演:三瀬夏之介×出品者 演奏:でんでらでん「東北現代民族音楽」

                   

                  「地方之国現代美術展」には三瀬夏之介、鴻崎正武、永岡大輔、長沢明、金子朋樹、後藤拓朗、村上滋郎、財田翔悟、古田和子が出展。

                   

                  ●市プロジェクト「芸術界隈」

                  https://biennale.tuad.ac.jp/ichi


                  古くから〈市の街〉として栄えてきた山形市七日町界隈に、手仕事・農作物・アート・服・本の5つの市を立て、東北に根ざした活動をおこなうクリエイターや生産者を紹介する「市プロジェクト」。日曜日は、中山間地の廃校や、セルフリノベーションした元旅館などを拠点に活動するアーティストが集結し、七日町御殿堰の緑地に仮設の「芸術界隈(げいじゅつかいわい)」を出現させる。山形在住の気鋭アーティストから絵画や陶器の作品が直接買えるアートの市。

                  開催曜日=9月4、11、18、25日(各日曜) 10:00〜17:00
                  会場=七日町御殿堰緑地 http://gotenzeki.co.jp/

                   

                   

                  ●「起立!礼!森の月かげ。」お披露目会@工房 森の月かげ(旧宮生小学校 山形県上山市下生居字森752)

                  https://www.facebook.com/morinotukikage/

                  9月17日(土)〜19日(月・祝)10:00-17:00

                  アトリエ「N美術室」にて肘折屏風を展示しています。

                   

                  ■イベント

                  「絵解きナイト モノノケをモノ語る」・9月3日(土)17:00-18:30

                  @とんがりビル2F「サンデーブース」

                  | natsunosuke | お知らせ | 12:40 | - | - | - | - |
                  日々。
                  0

                     

                    | natsunosuke | 制作 | 18:57 | - | - | - | - |
                    日々。
                    0

                       

                       

                       

                      | natsunosuke | 制作 | 19:02 | - | - | - | - |
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